HSR九州サイクルロードレース 2016第1戦
2016/3/6 Sun 天候:曇り後晴れ
カテゴリー:チャンピオン(以下C)
予選順位 4位/出走30名
本戦順位 9位/出走39名
コースは1周2.3kmのサーキットを時計回り。標高差はごく僅か、逃げが決まりにくく高確率でゴールスプリントに持ち込まれます。
心配された雨はほとんど降らず、気温も高く最高の環境でレースを迎えることが出来ました!
今回からはJCF主管のレースとなり、3周(6.9km)の予選で組み分けが行われます。
上位20名がC-1(57.5km)の本戦へと進出出来るのですが、落ちたらどうしようかと緊張(笑
そして今年はシリーズ戦となり、着順でポイントをつけ年間チャンピオンが決まります!
もちろんチャンピオンジャージがあります(^-^)/
5周回ごとに先頭通過3着までポイントも付き、様々な動きが考えられます。
第1戦の今回は午前中から風が強く、単独での逃げは不利な状況
予選は大きな逃げがない限りゴールスプリントでいくことに決め、入念にウォーミングアップを行います。
予選のあとはどちらにしても本戦が控えているため、疲労を抑えるためにもアスリチューン・エナゲインは欠かせません。
以下、レースレポートになります。
【予選】3周回 6.9km
たった3周しかないため、スタートと同時に前に上がります。
楽に予選を通過したいので先頭付近をキープ、何があっても集団中程には下がりません。
風のせいか集団はかなり大人しく、飛び出すような選手は現れず。
もしかしたら何人かいたのかもしれませんが、集団がその動きを全く許しません。
しかし集団の中では位置取りのために被せ合い。
高校生が多いからか、中々危険な動きもありますf^_^;)
いつもは下がってしまう僕ですが、今回は腹を括ってしっかり位置取り
多少ぶつかったところでブレることも無し。ウェイト、体幹トレーニングの効果を感じます。
早いペースで進みレースは最終周回へ
北側のストレートで更に前へ上がり、そこからはスプリントへ向けて良い位置をキープ
最終コーナーを5番手で回り、ゴールスプリント開始
何人かを抜くも逆に何人かに抜かれたり…
前方で最終コーナーに入ったため、20位以内は確実と思いましたが念のため最後まで踏み込みます!
ポイントが取れそうだったので最後はハンドルを投げましたが、届かずに4位通過
C-1に進めて一安心です(笑)
【本戦】 25周回 57.5km
C-1決勝、風向きは予選時とは逆向きに
決勝には先日のアジア選手権トラックジュニア代表の東矢選手をエースに据える千原台高校が7名で進出
千原台の集団コントロールは非常に厄介で、これをどう掻い潜れるかで結果が決まります。
そして南大隅高校、VC福岡に各チームが複数でC-1進出。
単騎参戦は僕とヴィクトワール広島の武久選手ぐらい
今回はゴールスプリントに強い選手が多く、コース的な厳しさがないため集団には確実に残ると予想されます。
僕自身が普段ゴールスプリントに絡まないため興味もありましたが、あくまでもレースは勝ちたいので逃げに掛けます!
レースはスタートと同時にヴィクトワールの武久選手が単独飛び出し
序盤も序盤ということで、集団は容認。
僕も大きな逃げでない限りは序盤から動くつもりはないためこの動きは容認
ローテーションに加わり武久選手と開き過ぎないように、そして次の動きに注意します。
単独で飛び出す選手が現れるも、先頭には追い付けず出戻り
僕も飛び出しの動きに乗って数名で飛び出すも距離は開かないため集団に戻ります。
1回目のポイント周回までに全員吸収し、ポイント獲得を狙う選手達がスプリント開始
今回は配点が低いためポイントは狙わず
あくまで勝ちにこだわります!
高校生が集団前方に上がり始め、単独での飛び出しも増加
飛び出した選手のチームメイトが集団前方で蓋をするため、距離が開き過ぎないように注意しなければなりません。
2回目のポイント周回も集団は塊のまま通過し、レースは中盤へ
ここから高校生達の動きも激しくなり、千原台、南大隅が動きます。
要注意なのが千原台。3名または4名で行った場合は残りの選手に蓋をされてしまうため追走でも脚を使わされる
前々にいたおかげで動きに反応しやすく、後手に回らないよう千原台が数名で行った際には直ぐに動きに合わせます。
何回か千原台数名を含め飛び出すも、千原台は1人を先行させあとは他はローテーに加わらず
徹底してスプリントに持ち込みたい様子です…
単騎で千原台を含んだ場合逃げに持ち込むのは困難。
現状打破のためVC福岡の西村選手に協力を要請
現状を打破したいという考えは同じだったようで、4回目のポイント周回(20周通過時)にアタックをかけることで同意。
VC福岡若手の中田選手も加え、3名で狙います。
この間集団の動きは他チームにお任せ。
高校生による逃げが発生するかもしれませんが、逃げに強いこの3人なら追いつけるという自身はありました。
あとは飛び出すタイミングが重要
集団をどうやって振り切るかです。
西村・中田選手と固まり、西村選手を筆頭に徐々に集団前方へ
20周目、ホームストレートで西村選手の動きに合わせてアタック!
高校生の反応が早く、集団を大きく離すことは出来ず(>_<)
カウンター気味に複数人が飛び出し、それに再度合わせるも決まらず。
もうゴールスプリントに持ち込まれるのは決定か。
最後の勝負に賭けて一旦集団に下がります。
最後にアタックするチャンスがあるとしたら2周回を通過してからのペースが落ちる瞬間
そこを狙いますが、ダメだった場合は直ぐにゴール勝負に切り替えなければなりません。
残り2周のホームストレートを通過し、連続コーナーを抜けて北側の追い風ストレートへ
集団のスピードが緩んだため飛び出します!
しかしバックストレートに入る前に直ぐに反応されてしまい、スプリントへ切り替え
ほとんどすることのないスプリント。最後の勝負に向けて苦手な位置取りです。
僕の場合後ろで最終コーナーに入っても話にならんため意地でも前をキープ
千原台の後ろで先頭から2番目でバックストレートへ突入
アウト側から同じ熊本の開新高校の選手が上がってきたため再び2番手へ
2番手で最終コーナーを抜けホームストレートへ
HSRのホームストレートはコーナーを抜けてからゴールまでが長い
後方からのスプリントに合わせ、ドンピシャというタイミングで優勝候補の東矢選手
『後ろもらった~』と思ったら、他の選手も考えは一緒
東矢選手の番手を狙っていた選手のハンドル?と僕の脹脛が追突
互いに落車はなく、多少よろけるも持ち直してスプリントへ
自力でのスプリントになり、後方から勢いのある選手達に抜かれ9位となりました…
それでも最後はギリギリの9位でしたが。
今回のレースは完全に高校生にやられたとう感じ。終始千原台のペースだったと感じます。
彼らのコントロールをどうにかしないと、残りのシリーズ戦も全てもっていかれるでしょう。
打破する力をつけなければなりません!
レースを走った感想として、例年と比べてこの時期にしては調子よく走れています。
去年のように序盤戦からなにも出来ずに終わるということはなさそうで、ホッとします。
苦手な位置取りもそこそこは良かったので、多少は進歩したかと。
しかしまだまだ身体が絞れているわけではないので登坂を含む3月残りのレースは厳しさがあります。
来週は西日本チャレンジ!
やれることは全てやってレースに臨みたいと思います!
今回のレースも応援して頂きありがとうございましたm(__)m
会場で応援して下さる皆様の声はレース中もバッチリ聞こえており、力になっています。(^-^)
沢山の写真も撮って頂き、いつも助かります。
今後もご声援のほど宜しくお願い致します!

田 典幸

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