ブログ最新記事

2015 全日本自転車競技選手権大会ロードレース U-23 レースレポート


コラッジョ川西

今回が初の全日本選手権。
そしてU23最後の年。

レース前夜、
宿舎では日本一熱いミーティングをしてチームの意思疎通と選手どおしで士気を高め合った。

このチームの為に全力を尽くしたいと
心の底から熱いものがフツフツと湧いてきて止まらなかった。
そして「DNF」の3文字に全く恐怖を感じなかった。自分の役割に全力を尽くしチームメイトが1つでも上位に入れれば、
それで完走できなくとも本望だと本気で思えた。

レース当日、
テンションは前夜のまま。テンションが高いまま会場へ。
この時はまだ談笑する余裕があった。

会場入りするといよいよ集中はじめ。
ここ最近のレースはこの儀式的な作業をせず、良くも悪くもリラックスしすぎてしまっていたのだと思う。自分は皆みたいにスイッチの切り替えを早くはできない。スイッチは時間をかけて入れる。
外界を遮断して自分の世界に集中。
雑念を削いで、削いで。

スタート30分前、今までで一番気持ちができた。「チームの為に」の一言で自分を完全に支配できていたと思う。
スタートラインに着いた時の精神状態は完璧。
しかし並ぶのが少し遅く、パレードで少し脚を使って先導バイクの真後ろに。

他の選手もファーストアタック行きたいのか、どんどん被される。
結局リアルスタートは集団の先頭ではなく前方あたり。

誰かが1発目行ったのか、集団が伸びる。やらかしたと思ったが、ダメ元で先頭ローテの逆サイドから1発ぶち込む。
アキラと他大学の選手が1人追随。

結局すぐに吸収されたが、ここでアキラと自分の自制心は崩壊。
狂気のアタック連発。
集団に泳がされても構わない。

今冷静に考えると、行く意味のないものも多かったが、その時はとりあえずテンションに任せていた。
中盤、有力な3人逃げに乗り遅れてしまい、これが捕まった後で確実に仕掛けようと決めていた。
ちょうどタイミングを同じく仕掛けた選手がおり、自分と2人で抜け出せた。

コラッジョ川西

補給区間のお陰で、後続とのギャップがそこそこ開く。テンションはMAX。
もしこの逃げが終わったらレースを終える覚悟でペダルを踏み倒す。

後ろから2人合流して4人逃げに。
ますますテンションMAX。

しかし1周弱で吸収。それと同時に両脚御臨終。
集団を見送っていくと、逃げ打つ前と比べ一気にメイン集団の人数が減っていて驚いた。
そしてアキラとミッチーしかいないことに気付いた。

ということは自分はここで死ねない。両脚ぶん殴る。
気力の集団復帰。

無い脚で集団後方でヒラヒラ。
有力な勝ち逃げにも乗り遅れる。

アキラが必死に集団先頭で頑張る。自分は脚を溜めてる場合じゃない。
先頭ローテに加わる。
この動きが効いた気はしないが、終盤にかかり奇跡的に逃げは吸収。

最終周、最後の仕事をするため集団からすぐ抜け出せるよう位置取る。
残り5km過ぎで日体大の選手が行った。
自分のすぐそばだったので反応して付いて行こうと踏んだ途端に両脚が爆発。
気合いで踏めるレベルの攣りではなく完全に終了。
本当ならここで先手を取り、ミッチーのアシストをしたかったが、完全にヘマをしてしまった。

最終局面のアシストを見込んで少しでも脚を残しておくべきだったと後悔してもしきれなかった。

この後残り1kmあたりで集団から完全に落ちて、そのまま抜け殻状態でゴールラインを通過。

しかしゴール後聞けばミッチーが7位に。
自分が7位になった訳じゃないのに自分のことのように嬉しかった。
とりあえずお疲れ様の握手。

ミスは多々あったと思う。ファーストアタックの件、勝ち逃げ乗り遅れの件、最終局面の件 などなど。
いろいろ失敗したけれど、これらは絶対次に活かせる経験だったと思う。

そして久しぶりにおもいっきり走った気がする。走っていてツラい局面もあったがすごく楽しかった。
レース中コースで応援していただいた方、その他各地で応援していただいた方、
レース中かっこいい写真を撮っていただいた方、
サポートをしていただいた方、

一緒に走ってくれたチームメイト達へ。

皆様の力で今回の全日本選手権で走ることができました。
本当にありがとうございました。
そしてこれからも宜しくお願い致します。


The following two tabs change content below.
科野大蔵

科野大蔵

シーズンを通して、クリテリウムレースから長距離ロードレース、ヒルクライムレースまで幅広いカテゴリーに出場し結果を残せるよう、 そしてシーズン最後の「ツールドおきなわ」での優勝をシーズンを通しての目標に掲げ、日々精進します。 ご声援、宜しくお願い致します。

関連記事